アラカンナースひとり暮らし

大波小波を乗り越えて、その先の景色を楽しみに。

オンコール続きの夜

8月に入り、オンコール対応が連続で、かなりしんどい毎日でした。

夏休みを子どもたちと過ごす若いスタッフナースに代わり

任せなさいと、オンコールを一手に引き受けたのは良かったのですが。

毎晩のように、急変対応が続き、寝不足。

ラカンになると、寝不足は響きますね。

常に倦怠感、頭が重く、自分の体が自分の物ではないような。

歳を取るということは

こんな現実も受け入れて頑張って行かねばと言う事でしょう。

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やっとオンコール当番から解放された夜に飲んだビールの美味しいこと。

無事に仕事が終わった解放感と安堵感。

よく眠れ、体調も落ち着きました。

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オンコールの対応は、24時間365日の対応を求められます。

在宅療養上のトラブル、病状の急変に対し、原則30分以内に対応できるようにと

いう事になっています。(うちの事業所としては)

夜中の電話にも、ポーカーフェイスで眠気を出さずお話をして。

急変であれば、すぐに着替えて車で出発します。

気分は、救急隊員なのですが、一人での夜中の訪問対応は今でも緊張です。

先日は、山間部の夜間対応、しかも警報級の大雨で。

音楽のボリュームを上げて、大声で歌いながら眠気と恐怖を払いました。

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その場での対応、ケアで改善する場合は良いのですが。

救急車要請、搬送や、亡くなられる場面もあります。

医師と連携しながら、看護師として出来ることは全力で行いますが

ご本人とご家族の気持ちを一番に考えます。

家での最後を希望されている方、家での看取りを希望されているご家族。

であれば、その思いを尊重し対応します。

苦痛を最小限にし、安楽な状態を目指す事。

最後の時間を、納得でき満足できる時間にできるよう支える事。

感謝と祈りの時間が持てる事。

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大きな目標をもって看護に臨むわけですが、実際は私の独りよがりかも

と思う事はあります。

でも、最後の大事な時間をご家族で過ごせるお手伝いが出来たことは

私の仕事のモチベーションになっています。

 

コロナ以降、入院を拒む患者さんが増えました。

面会がかなわない事、短時間しか会えず孤独感や不安感が強いこと、などから。

当然の気持ちですよね。

少しでも、在宅療養のお手伝いが出来たら。

安心して過ごしていただけたら。

ご本人とご家族の満足感につながるように。

その思いで、今も仕事を続けています。

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来週からのオンコールに備えて、今はビール解禁(オンコール中は飲めず)

連日爆睡するアラカンナースなのでした。

 

暑い夏もあと1か月くらいでしょうか。

皆様、頑張りましょう~♪

 

(写真はすべて、岐阜市役所の展望フロアからのものです。岐阜城長良川