1人で花火大会へ
先日、岐阜市街へ買い物に出かけた日のこと、浴衣姿の人がたくさん。
今日が花火大会だと思い出しました。
四年ぶりの花火大会。
ワクワクするのは、歳をとっても変わりませんね。
せっかくここまで来ているのだからと、花火を見て帰る事に決めました。
独り身の気軽さですね~。
コンビニで、サンドイッチと紅茶を買って、トレーニング気分で歩きます。
駐車場から、45分歩き長良川河畔へ到着。
1人で来ている人はほとんどいない様子ですが、じきに暗くなりますから(笑)
打ち上げ場所からは距離がありますが、急遽見に来れた事に感謝で、座ります。
時間に余裕があり、この後、もう少し近い場所へ移動、堤防の上で待機します。
開始が遅れて心配しましたが、ついに始まりました。
金華山が屏風の役割をするので、音が反射して迫力が増すのだとか。
岐阜県民で良かった、なんて思いながら久々の花火に感動でした。
若い頃、病棟ナース時代に、患者さんと病室から眺めた事を思い出します。
皆さん、病気を抱えながら見る花火。
「私は、来年の花火は見れるのかな?」と言われて、返事に困った青いナースでした。
今なら、何と返事できるでしょうか。
花火は、色々な事を思い出させてくれますね。
幼少期、花火に見とれて落としたアイスクリーム。
浴衣が着崩れそうで、ヒヤヒヤした学生の頃。
母と二人で、川べりの石の上で見た、真上の花火。
どれも幸せな記憶、大切な記憶です。
最後の大きな花火を見届けてから、川風に吹かれて歩く堤防は不思議な空気でした。
久しぶりの花火に、皆が嬉しく、皆が懐かしく思い返しているような。
それをそっとお互いに分かっているような。
優しい空気感でした。
また来年、来れますように。
思いがけない花火の夜でありました。