映画俳優の高倉健さん。
渋い演技が光る、なぜか気になる俳優さんでした。
亡くなられて、もう9年になるようです。
その健さんのエッセイに「あなたに褒められたくて」というのがあります。
内容はほとんど記憶していないのですが、繊細な人だなあと感じた事は覚えています。
私が心に残っているのは、このタイトルです。
「あなたに褒められたくて」
大スターの健さんでも、そんな事を思い、そしてそれを素直に表題にしてしまうとは。
何だか良いなぁと。
私も誰かに褒められたくて、頑張っているのかもしれないと思うのです。
幼い頃は、親や先生に褒めてもらいたかったかな。
思春期になれば、友達だったり、好きな男子だったり。
その対象は、その時々で変わっていくのでしょう。
アラカンの今。
私が褒めてほしい人は誰でしょうか。
病床の母でしょうか。今は亡き父でしょうか。
離れて住む子供たちに「一人でも頑張ってるやん」と言われたら嬉しいなぁ。
離婚を怖がっていた昔の自分にも「よく頑張ったな」と。
そんな事を思いました。
小さな子供のように、褒めてハグしてもらいたい思いは、みな同じ。
という事でしょうか。
そんな素直な心持ちを大事にしたいと思いました。
今朝、家の薔薇が咲きました。
ノスタルジーと言う品種です。
綺麗に咲いてくれてありがとう。